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その先プロジェクト03

老朽化するマンション市場のニーズを、
先取りするリノベーションプロジェクト。

マンションリノベーションプロジェクト

Chapter01

マンション市場全体で、
老朽化が進んでいる。

現在、タキズミの不動産管理業務ソリューションが、不動産会社様や管理会社様からお預かりしているマンションの部屋数は首都圏を中心に約18,000室。その中で退去者が発生すると原状回復工事を行い、次の入居者の方を迎える準備をします。

通常のマンションは、15年を経過するとキッチン、ユニットバス、トイレなどの設備が不具合を起こしたり、インテリアなどのトレンドが変化して古さを感じるようになるため、大規模なリノベーションが必要になります。マンションの市場には、こういった古い物件が増えており、タキズミでも、管理している18,000室のうち、45%以上が15年以上の物件となっていることがわかっています。社内ではこのような状況を商機と捉え、設計デザイン担当の人材をもっと有効に活かして提案営業をかけるなど、積極的な対策を講じるべきとの声が出ていました。

社内で制作したデザインプランの一例

Chapter02

体制づくりにもアイデアを盛り込み、
プロジェクトを成功に導く。

高層タワーマンションのA社様は、タキズミの大切なお客様の一つ。約1,000室の管理を受託しています。その中で15年以上が経過し、リノベーションが必要なのは約300室。そこでA社様は、今後退去される方が出る度にリノベーションを行う方針を出され、タキズミにプレゼンテーションの依頼がありました。その後、10数部屋のデザインプランを数回にわたってご提案し、見積書をご提示するなど会社としてできる限りの対応で臨み、工事受注にたどり着くことができました。

リノベーションについてこれだけの規模感で動くのは初めてだったので、体制づくりにも工夫が必要でした。当初は経験のある非正規社員を採用して対応したのですが、上手く機能させることができず、最終的には正社員を数名採用。また、リノベーションに必要な素材の調査や資料作成など、周辺業務と言える作業には外部ブレーンの方を積極的に活用する体制を構築。これによって、正社員はプランニングに徹することができ、提案の精度と効率化を同時に高めることができました。

Before

Before

After

After

Chapter03

洗練されたデザインと
高いコストパフォーマンスで差別化。

こうして誕生した、マンションリノベーションプロジェクトは現在、正社員5名、非正規社員2名、デザイン担当2名の合計9名に加えて数名の外部ブレーンで構成。また、これを機会に外部の施工業者や職方の開拓も進み、A社様以外のリノベーション工事を受けるキャパシティが広がりました。

マンション市場全体で老朽化が進む中、リノベーション工事の機会は、今後ますます増加するでしょう。タキズミの強みは、社内にデザイン設計担当者が存在し、お客様のご要望を理解した上でトレンドも取り入れたデザイン提案ができること。また独自の組織体制とこれまでのノウハウにより、お客様の求める費用感に合わせたコストパフォーマンスの高いプランがご提示できることです。不動産会社様や管理会社様を支援するために、またリノベーション市場をリードするために、当プロジェクトは、挑戦を続けていきます。